正直に言う、楽天証券つみたてNISA3年間の運用実績はこうだった
「楽天証券でつみたてNISAを始めた人って、実際どれくらい増えてるの?」——そう検索して、他人の運用実績ブログを何件も開いては「本当にこんなうまくいくの?」と疑っていませんか。私もかつて同じでした。キラキラした成功談ばかり目について、含み損を抱えた時期の話が全然出てこない。この記事では、私が楽天証券でつみたてNISAを3年間続けてきたリアルな運用実績を、含み損で眠れなかった時期も含めてそのまま書きます。同じように「始めるべきか」「続けていいのか」迷っている人が、自分なりの判断を下せる材料になれば嬉しいです。
目次
- 楽天証券でつみたてNISAを始めた理由と当時の状況
- 3年間の運用実績を時系列で振り返る
- 銘柄選びと積立設定で失敗したこと
- つみたてNISAが向いている人・正直やめたほうがいい人
- 楽天証券を使い続けて感じたメリットと不満点
楽天証券でつみたてNISAを始めた理由と当時の状況
投資を始める動機は人によって違いますが、「なぜその証券会社を選んだか」まで語っている記事は意外と少ないです。判断材料として、私のケースを具体的に書きます。
銀行預金の金利に絶望したのがきっかけ
2023年当時、私は30代半ばの会社員でした。貯金は約400万円。ただ、普通預金の金利は年0.001%程度で、100万円を1年預けても利息は10円。「このまま預けておくだけで老後資金が足りるのか」という漠然とした不安が常にありました。
楽天経済圏を使っていたから選んだ、それだけの理由
正直に言えば、証券会社の比較にそこまで時間をかけていません。楽天カード・楽天銀行をすでに使っていたので、ポイント還元やマネーブリッジ(銀行連携)の利便性で楽天証券を選びました。
- 楽天カード決済で積立すればポイントが付与される(当時)
- 楽天銀行との自動入出金(マネーブリッジ)で資金移動の手間がゼロ
- アプリ「iSPEED」で残高をすぐ確認できる
深い比較をしなかったことが後で少し後悔につながるのですが、それは後述します。
3年間の運用実績を時系列で振り返る
運用実績の記事で一番大事なのは、「良い時期だけ切り取らない」ことだと思っています。相場には波があり、つみたてNISAの本質はその波を乗り越えることにあります。
1年目(2023年):順調すぎて逆に不安だった
毎月33,333円(当時の年間上限40万円÷12ヶ月)を、全世界株式インデックスファンド1本に積み立てました。
- 積立元本:約40万円
- 1年目終了時の評価額:約45万円前後
- 損益率:+12%程度
2023年は世界的に株式市場が好調で、始めた直後から含み益が出続けました。ただ、「こんなに増えるのはおかしい」と逆に怖くなった記憶があります。周囲に投資をしている知人がおらず、この感覚を相談できる相手がいなかったのが地味につらかったです。
2年目(2024年):新NISAへの移行と含み損の洗礼
2024年から新NISA制度がスタートし、つみたて投資枠は年間120万円に拡大されました。私は月5万円に増額。ただし、年の途中で調整局面が来て、一時的に含み損がマイナス8%ほどに達した時期がありました。
- 積立元本(累計):約100万円
- 評価額が一時90万円台前半まで下落
- 年末にかけて回復し、最終的にはプラス圏に
この時期に積立をやめなかったことが、結果的には正解でした。ただ、「正解だった」と言えるのは回復したからであって、当時は本当に胃が痛かったです。
3年目(2025年):淡々と続けた結果
3年目は良くも悪くも「慣れ」の時期でした。月5万円の積立を継続し、相場の上下にいちいち反応しなくなりました。
- 積立元本(累計):約160万円
- 2025年末時点の評価額:約185万円前後
- トータル損益率:+15%程度
年率に換算すると目安として5%前後のリターン。投資信託の信託報酬(年0.05%〜0.2%程度が一般的)を差し引いても、銀行預金とは比較にならない結果です。ただし、これはたまたまこの3年間の市場環境が概ね良好だったからであり、今後同じリターンが保証されるわけではありません。
銘柄選びと積立設定で失敗したこと
成功談だけ書くのはフェアではないので、「やらなければよかった」と思ったことを正直に記します。他の記事であまり書かれていない部分こそ、これから始める人に一番役立つはずです。
最初に2銘柄に分散したのは無意味だった
1年目の途中、「1本だけだと不安」という理由で、全世界株式に加えてバランス型ファンド(株式・債券混合)にも月1万円を振り分けました。結果として、バランス型はリターンが全世界株式を大きく下回り、しかも中身を見ると全世界株式と投資先がかなり重複していました。
「分散しているつもりで分散になっていない」——これは初心者がやりがちなミスだと思います。
楽天ポイント還元率の改定を見落としていた
楽天証券を選んだ大きな理由だったポイント還元ですが、制度は何度か改定されています。私が始めた後に還元率や条件が変わり、「思ったほどお得じゃなくなった」と感じた時期がありました。
ポイント制度は証券会社側の都合で変わるものなので、ポイント還元"だけ"を理由に証券会社を選ぶのはリスクがある、というのが率直な学びです。
暴落時にスマホで評価額を見すぎた
2024年の含み損時期、毎日3〜4回アプリを開いて評価額を確認していました。見たところで何も変わらないのに、見るたびに気分が落ちる。途中から「月1回だけ確認する」ルールを自分に課して、精神的にかなり楽になりました。
つみたてNISAは「放置力」が試される投資法です。アプリの通知はオフにすることを本気でおすすめします。
つみたてNISAが向いている人・正直やめたほうがいい人
ここを読んで「自分はどっちだろう」と当てはめてもらえれば、始めるかどうかの判断がしやすくなるはずです。
向いている人の特徴
- 毎月一定額を「ないもの」として扱える人:生活費を削って投資するのは本末転倒。余裕資金がある人向き
- 5年以上使わないお金がある人:短期で引き出す前提なら、元本割れリスクを受け入れにくい
- 相場を毎日チェックしたくない人:むしろ「ほったらかし」が性格的に合う人のほうが続けやすい
正直、向いていない人
- 半年〜1年で成果を求める人:つみたてNISAは短期で大きなリターンを狙う仕組みではない
- 含み損に耐えられない人:一時的なマイナスは必ず経験する。それで売却してしまうと損が確定する
- すでに借金(高金利のローンなど)がある人:投資のリターンよりローンの金利のほうが高いケースが多いので、返済が先
楽天証券を使い続けて感じたメリットと不満点
証券会社選びで迷っている人に向けて、3年使った実感を書きます。「どこで口座を開くか」は最初の一歩であり、ここで止まっている人が多いからです。
メリット:操作画面のわかりやすさと楽天銀行連携
投資初心者にとって、管理画面の見やすさは想像以上に大事です。楽天証券は積立設定の変更もアプリから数タップで完了し、迷うことがほぼありません。楽天銀行との自動入出金は一度設定すれば完全に放置できます。
不満点:ポイント制度の変更とiDeCo画面の使いにくさ
前述のとおり、ポイント還元の条件変更が何度かあり、「改悪」と感じた場面がありました。また、iDeCo(個人型確定拠出年金)の管理画面はつみたてNISAと別サイトに飛ばされ、統一感がないのが地味にストレスです。
他社と迷っているなら
SBI証券など他の主要ネット証券も商品ラインナップや手数料はほぼ横並びになってきています。正直なところ、「どこを選ぶか」より「いつ始めるか」のほうが運用成果への影響は大きいというのが3年やった実感です。
3年間つみたてNISAを続けて、一番大きかった変化
3年間で資産は約25万円のプラス(2025年末時点)。ただ、金額以上に大きかったのは「お金に対する不安が減ったこと」でした。毎月自動で積立が進む仕組みを持っているだけで、「何もしていない」という焦りがなくなります。もちろん、含み損の時期は精神的にきつかったし、銘柄選びで無駄な遠回りもしました。でも、それも含めて「始めなければわからなかった」ことばかりです。迷っているなら、まずは月1万円からでも設定してみる。最初の一歩を踏み出すだけで見える景色は変わります。
▶ 今すぐ開設したい!おすすめ証券口座ランキング
※投資は元本割れのリスクがあります。当記事の内容は筆者個人の体験に基づくものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。